住まいのブログ

「リビング学習が東大合格の秘訣」は本当!?リビング学習のポイント3選

こんにちは。まなびのステーション アドバイザーの【たかやま】です。

 

本日は、教育と住まいを考える際によく出てくるキーワード、「リビング学習」について述べたいと思います。

 

そもそも、リビング学習がなんでこんなに注目されているんでしょう?

一時期、雑誌などで「東大に合格する子どもの〇割はリビングで勉強する習慣があった」という特集が組まれていたことも要因として一つありそうです。

しかしながら、実際どうなんでしょう。

 

少なくとも、僕も東大合格者の端くれですが、幼少期から、リビングで勉強した記憶はほとんどないんですよね・・・リビングが狭かったからなのか。

「リビングで勉強していないから現役合格できなかったんだよ!」と言われるとそれまでですが、本日はリビング学習についての考察およびポイントについてお話いたします。

 

本日のアジェンダ

 

・リビング学習考察 リビング学習と東大合格にはどのような関係があるか

 

・リビング学習をする際に意識したいポイント3つ

 

 

 

・リビング学習考察 リビング学習と東大合格にはどのような関係があるか

 

まず、学習の内容によって、リビング学習に向いている・向いていない、があると思います。

リビングのように、多少雑音があって、の気配を感じながら程良い緊張感の中で勉強するのは、既に持っている知識を出す、つまりアウトプット型の学習が向いていると思います。

たとえば、国語の漢字演習、算数の計算問題、社会の短答問題、のように機械的に処理するやつですね。

こういう学習の場合は、逆にリビングで勉強した方が、リラックスもできるし、飽きも来ないんでしょう。

一方で、国語の現代文や、算数の読解問題、社会の暗記などの学習はどうでしょう。しっかり内容を理解してインプットするタイプの学習ですね。

これは、リビング学習は向かないと思います。

気の散ることのない、個の勉強部屋などで、集中して取り組むべきだと思います。

たぶん、読書なんかもそうかもしれません。

僕の場合、こうした学習の際は、外の音をシャットアウトできる自分の部屋でやっていました。

つまり、東大に合格できる、をイコール要領良く学習できるって解釈するのであれば、これは、「自分が、いつ、どんなやり方で何を勉強すれば効率的なのか、楽なのか」っていうのを感覚的に掴んでいて、学習方法・場所の使い分けを実践できているということなんじゃないかと思います。

「東大生の〇割が、子どもの頃からリビングで勉強してました」って言っても、家の中で一番滞在時間が長い場所はリビングで間違いないわけですから、そもそも「リビングで勉強したことがある」ってが多いだけかもしれません。

ただ、先ほど述べたように学習する内容によってはリビング学習が適している場合もあると思っています。

 

 

ここからは、お子様がリビング学習をする場合、その効果を最大化するために意識したいポイントを3つ、紹介します。

 

・リビング学習をする際に意識したいポイント3つ

 

 

①親から見守ることができる位置に子どもの勉強スペースを設けること

 

もちろん、勉強するうえではある程度の緊張感が必要なので、常に親に見られているという意識を持たせるという理由もあります。

しかし、もっと大事なのは、子どもは、親が近くにいることで安心して、リラックスして勉強することができますし、何か子どもが悩んでいる場合に、すぐ親が気づいてあげることができるということです。

この親が見守るということは、子どもが小さければ小さいほど重要になってきます。

 

 

②家族の生活動線上に勉強スペースを置かないこと

 

たぶん、勉強をする当事者以外の家族のメンバーも、皆リビングにいる時間が一番長いと思うんですね。

ソファに座るお父さん、洗濯物を運ぶお母さん、ダイニングテーブルでお菓子を食べる兄妹、もし彼らの行動動線が勉強スペースと重なってしまったら?

僕が勉強している身だったら、速攻リビングを立ち去って、自分の部屋に行っちゃいます。気が散って仕方ないんで。

子どもの勉強スペースは、ソファやダイニングテーブルなど、家族がよく使う生活動線から極力離すように意識しましょう。

 

 

③テレビは勉強スペースから見えない位置に置くこと

 

これも幾つか理由がありますが、まずは、子どもが安易に「テレビを観ながら勉強する」という癖を付けないようにするためです。

そして、これは勉強する子ども以外の、家族メンバーのストレスを減らすことにも繋がります。

たとえば子どもがリビングで勉強している時、その間、その他の家族メンバーの誰もが一切テレビを観ることができない、というのもなかなか大変。

テレビを勉強スペースから見えないところに配置することで、勉強している子どもと、それ以外の家族メンバーとの間に生まれがちなテレビを巡るストレス、トラブルも回避できるのではないでしょうか。

もちろん、テレビを観ると言っても音量には配慮が必要です。

 

以上の3つ、こうやって紹介していることは、我が家でも実践しています。

この他で、子どものリビング学習に関して補足するとすれば、ホワイトボードの設置でしょうかね。

我が家の場合は、ホワイトボードに、子どものその日の宿題 リストだったり親の帰宅時間などを書いて子どもに共有していて、学習管理のみならず、親子間のコミュニケーションツールになっていて、おススメです。

 

東大に行く行かないは別として、これを機に、皆さんのご家庭でも、お子様のリビング学習の是非、在り方についてお考えになってはいかがでしょうか?

 

 

また、何かご相談事項があれば、以下のメールアドレスもしくは掲示板でいつでもご連絡ください。

 

 

mail: manabi-station@rbc-cop.com

 

掲示板:住まいとまなびの掲示板 - 「教育」と「不動産」の情報共有のためのコミュニティサイト (manabi-station.jp)

 

参考動画:#15.「リビング学習が東大合格の秘訣」は本当!?リビング学習のポイント3選 【教育 × 不動産】 https://www.manabi-station.jp/blog/blogvideo/advisor96/