前回、前々回に続きまして、今回取り上げる有名公立小学校は、港区の白金台1丁目にある白金小学校です。
「子どもをなんとか白金小学校に通わせたい」というご家庭の住まい探しの一助となるべく、白金小学校学区内のエリアについて幾つかの観点から解説し、オススメエリアも紹介したいと思います。
目次
・白金小学校のあらまし
・白金小学校学区エリア全体の特徴
・学区内のおススメエリア
①白金台5丁目
②白金台4丁目
③白金台2丁目
・白金小学校のあらまし:白金小学校とは
白金小学校は、青南小学校・番町小学校と並んで”東京の3大名門公立小学校”の1つです。
この白金小学校に関しても、かつてはここから港区立高松中学校→都立日比谷高校を経て東大に入学する、という公立・都立ルートが、エリートの進学モデルとされていました。
現在では、在校生の、なんと100%近く(ほぼ全員)が私立中学を受験すると言われており、他の有名校でも大体受験率は70~80%ということですから、親の教育意識が高い港区の中でも驚きの数字です。
ただ、決して受験だけで有名なわけではありません。
白金小学校は、東京都プログラミング教育推進校にも指定されていて、ソフトを使って図形を作成する授業を行ったり、全国小学校英語研究実践研究会に参加して発表を行うなどの取り組みにも意欲的に参加しています。
受験だけでなく、プログラミングや英語といった先進的な教育にもバランスよく取り組んでいる小学校ということです。
・白金小学校学区エリア全体の特徴
白金小学校は港区白金台1丁目にあります。
エリアとしてはざっくり
・白金高輪駅も近い白金2丁目
・目黒通り南側の白金台1~3丁目
・目黒通り北側の白金台4~5丁目
の3つに分けられます。
それぞれのエリアが位置する場所は、まず、白金2丁目。
この中の2丁目6番・7番、西側の一部分が学区の対象になりますが、ここなら白金高輪駅にも十分に歩ける距離です。
次に白金台1~3丁目は、白金台1丁目にある白金小学校を中心としたエリア。
白金台駅はもちろん、2丁目なら高輪台駅などが最寄り駅になって、3丁目なら目黒駅も徒歩圏内になってきます。
最後、白金台4~5丁目は白金の代名詞でもある“プラチナ通り”の両側に広がるエリアの中の、主に南側の部分になります。
次に、治安や災害リスクなどの観点から見た学区エリア全体の特徴ですが、まず、治安は基本的に良いです。
大使館が多いエリアということもあって警備員の巡回も多く、白高町会という自治体もパトロールを行っていることもあり、警視庁公表のデータを見ても、凶悪犯・粗暴犯・侵入窃盗・それ以外、いずれも発生率は低いことがわかっています。
そして、災害にも強い。
白金「台」というくらいで、武蔵野台地の上に位置していて海抜高度も総じて15m以上、場所によっては25m以上ありまして、ハザードマップや液状化マップをチェックする限り、このエリアは港区においても特に安全だと判断できます。
最後に、歴史あるセレブの街です。
言わずと知れた高級住宅街ですが、住宅だけでなく、エリア内に有名美術館や庭園、ホテルなどの施設も充実しているのが特徴。
プラチナ通りを中心にオシャレな飲食店や高級ブティックが軒を連ねているのは皆さんもご存じのとおりでしょう。
住むことが一種のステータスにもなっているエリアです。
総じて平均点が高く、「白金」と一括りにされてしまいがちなエリアでありますが、とはいえ、住所毎に特徴は違ってきます。
ここからは、特徴別オススメエリアを3つ挙げてみたいと思います。
・学区内のおススメエリア
①白金台5丁目
②白金台4丁目
③白金台2丁目
そんな中で、僕なりのオススメエリアを3つ挙げてみます。
①白金台5丁目
学区対象は13番~25番ですが、5丁目は緑が多いです。
その最たる例が、20ヘクタールもの広さを誇る自然教育園ですね。
教育園の中には樹木、池、小川などがあって、東京都内に居ながらも大自然を味わえるので、子どもの情操教育にとっても非常に貴重な場所だと思います。
自然教育園に隣接する形で児童遊園もありますから、緑に遊園に、小さいお子様向けの住所だと言えます。
②白金台4丁目
学区対象は1番~5番、7番~19番です。
今回紹介する学区エリアは不動産価格が高くなりがちですが、その中で比較的値段が抑えられているのが白金台4丁目。
価格帯を抑えたい方にはおすすめです。
しかも、世間的な白金台のイメージから離れた下町情緒あふれる雰囲気がある、非常に落ち着いているのがこのエリアの特徴です。
今販売中の事例を見ると、2005年築・105㎡の住戸が13,800万円(@約430万円)で販売されていて、このエリアにしては値ごろ感もある価格帯といえるでしょう。
③白金台2丁目
学区内のエリアでもっとも品川駅へのアクセスが良いのが白金台2丁目なんです。
品川駅にアクセスできれば、そこから先の交通はもちろん、駅ビルを中心とした商業施設でショッピングもできますし、映画館をはじめとしたエンターテインメント施設も充実していて、便利ですよね。
そして品川駅だけでなく、同様にJRが乗り入れている高輪ゲートウェイ駅、五反田駅へのアクセスも良い。
高輪ゲートウェイ駅前では再開発が進んでいて、その名も「高輪ゲートウェイシティ」が2025年の街びらきとなる予定で、不動産価格にも良い影響があるでしょう。
JR3駅に徒歩でアクセスできるという立地は便利だし、希少だと思いますので、 このあたりを重視される方には、白金台2丁目での検討をオススメします。
本日のまとめです。
白金小学校は港区白金台1丁目にある東京の3大名門小学校の1つで、受験に加え、プログラミングや英語といった先進的な教育にもバランスよく取り組む小学校。
その学区内の特徴としては、
・治安がよく、災害に強く、高級感がある。
(そもそも、白金小学校における教育環境だけでも魅力的ですが、それを抜きにしても、治安が良い、災害に強い、というのは子育てファミリーが住まう環境としてベストの条件だと言えます。 できることなら、是非ともこの学区内で住宅を見つけたいところ)
そんな学区エリア内のオススメエリアは、
①緑が多い:白金台5丁目
②下町風情がある:白金台4丁目
③JR主要駅へのアクセス:白金台2丁目
ということになります。
本日話した学区エリアに関していうと、先程「高輪ゲートウェイシティ」について触れましたが、すぐ近くで大きな再開発計画があるのが特徴です。
現在、白金1丁目において2025年頃まで大きな再開発が進行していて、タワーマンションや商業施設が続々完成・オープンしていく予定です。
こうした大規模再開発の存在は、周辺の不動産価格に影響を及ぼす、一般的には価値を高めていくものですから、不動産の資産性という観点からメリットが大きいと考えられます。
必然、この学区エリアの人気も一層高まってくるでしょう。
このエリアでの住まい探しをご検討の方は、そのあたりも踏まえ、早めに準備されることをオススメします。
本日は以上となります。
また、何かご相談事項があれば、以下のメールアドレスでいつでもご連絡ください。
mail: manabi-station@rbc-cop.com
参考動画:#29 【有名公立小学校③】白金小学校学区エリアを徹底解説!【教育 × 不動産】 https://www.manabi-station.jp/blog/blogvideo/advisor16-2/