まなびのブログ

食事と桶とそのままの自分

 

おはようございます。

 

風がすっかり秋ですね。

目標に向け駆け抜けている途中だと思いますが、きちんと季節を感じていますか?

という私も、受験期は、いつの間にか夏を超えて冬みたいな感覚でした・・・。

追い込み時期ではありますが、心身の健康を優先する時期でもありますね。

 

 

お通いのお教室などでも耳にしてると思いますが、

受験期本番の一か月、少なくとも一週間は、早寝早起きと大きな生活の変化をつけない事が大切です。

 

 

意外に盲点なのが食事です。

私の友人の話ですが、試験に勝つ!という意味を込めて前日の夜にかつ丼を食べたら、

翌日の試験当日にかつ丼の油のせいなのかさだかではありませんが、

お腹が気持ち悪い・・・と言ってテンションが上がらなかったというお話。

 

また別の友人は、お子様が大好きなアイスクリームを頑張れるようにと、

良かれと思って試験当日の朝に食べたら、ペーパー試験中にお腹が痛くなり離席をしたという、

思い出しても心が痛くなるお話。

 

 

面接以外はお子様は1人で頑張らなければいけません。

事前に排除出来る不安な要素は、徹底的に排除して送り出したいですよね。

試験前日の揚げ物などは避けた方が良いかもしれませんが、

それがお子様にとって大好物で頑張れる起爆剤となるならそれはそれで良いと思います。

しかし、上記のような例がございましたので共有致しました。

 

 

 

さて、学校ネタですが・・・・やっと通常登校が始まりました!

以下保護者会でのお話の抜粋ですが、田園調布雙葉小学校の考えの一つとしてご覧ください。

 

 

昔、1人の雇い主がいて、毎日天秤棒に二つの桶をさげ、小川から家まで水を運んでいました。

そのうちの一つは完全でしたが、もう一つの方はヒビが入っていました。

その為、小川から家に着くまでの間に、一方の水の桶の水は半分無くなっていました。

こうして、毎日二年間同じことが繰り返されて、良い方の桶は、自分が完全に指名を果たしている事を知り、

うぬぼれて自慢をしていました。

ひび割れのある可哀そうな桶は、その雇い主に言いました。

「ご主人様、私は恥ずかしくてあなたに謝りたい。ひび割れのせいであなたの毎日の水運びのお仕事も半分無駄にしてしまい、私は本当に役立たずです。」

雇い主はひび割れの桶に言いました。

「あなたの通る道に咲いたあの美しい花を見ましたか、毎日水を落としてくているあなたのおかげです。そのままがいいのです。」

 

 

 

この時期、自分の子供の習熟度を知る為に、つい他のお子様と比べた目で見てしまいがちですよね。

模試の結果も気になったり・・。

でも、田園調布雙葉小学校始め、カトリック教育の根本は、

たとえ不完全であっても、そのままでいい、自分を表現しながら、真実の自分になっていく、と考えられています。

なので、今のお子様がどんな状況であれ、間違っておらず、自信を持って試験に臨んで欲しいのです。

 

 

では、また。

今日もよい一日を!