本日は、文京区が推し進める子育て支援策をご紹介します。
文京区といえば、治安が良い、緑が多い、等の魅力的な特徴がありますが、教育のイメージが強いということもあるかと思います。
有名大学では文京区には東京大学があります。
でも実は、大学以外でも教育に強いと言えるかもしれません。
文京区って、とても小さくて、東京23区の中で、面積の広さは下から4番目なんです。
にもかかわらず、私立中学校や高校の数は、23区の中で2番目に多い。
小学校でいえば、都内に6つしかない国立小学校、その半分の3つが文京区にあるんです。
教育機関がかなり文京区に集積していると言えます。
また、文京区で有名なのは、3S1Kと呼ばれる名門公立小学校。
誠之小・千駄木小・昭和小・窪町小の4校。
この4校に子どもを入学させるため、文京区内の学区エリアに転居する人が多くいます。
そんな、子どもを持つ教育意識の高いファミリー層の注目を浴びる文京区が推進する子育て支援の特徴を、本日は4つ紹介します。
①多胎児家庭サポーター事業 利用料助成制度
②ベビーシッター利用料助成制度
③文京かかりつけマップ
④中学校選択制
①多胎児家庭サポーター事業 利用料助成制度
「多胎児」というのは、双子や三つ子などの総称です。
これは、名前のとおり、同時に2以上の育児を行うことに伴う多胎児家庭特有の困難の解消を図るために、ベビーシッターを活用した家事支援・共同保育などのサポートにかかる利用料の一部を助成するものです。
対象は、文京区在住かつ3歳未満の多胎児童を養育する世帯で、指定業者が提供する対象サービスに関して、1時間あたり上限2,700円の利用料が助成されます。
世帯あたりの助成上限時間も0歳が240時間、1歳が180時間、2歳が120時間とかなりの枠が設けられています。
②ベビーシッター利用料助成制度
保護者の方の仕事や学校行事の参加等、日常生活上の突発的な事情などにより一時的に保育を必要とするや、ベビーシッターと一緒に共同保育をしたいが、東京都が指定するベビーシッター事業者を利用した際、その利用料の一部を補助するというものです。
補助金額は、児童1につき1時間あたり上限2,500円、あるいは3,500円で、利用する時間帯によって上限が変わります。
対象児童は、満2歳から満6歳になる年度の末日までの児童で、利用時間は24時間・365日、児童1につき同一年度128時間以内となります。
③文京かかりつけマップ
続いて3つめは、これは文京区ならでは、と言えるかもしれません、「文京かかりつけマップ」です。
文京区って、そもそも医療機関が充実していることでも有名なんですね。
個人クリニックも多いんですが、何より総合病院が充実していて、文京区内には、東大付属病院をはじめとした9つの大病院が存在するんです。
この「文京かかりつけマップ」は、そんな文京区だからこそ準備される、いわば地域医療連携情報誌で、文京区内の医院や薬局が26のエリア別に掲載されています。
マップですから当然医科・歯科・薬局の所在はわかりますし、電話番号や診療・営業日時も紹介されているので、かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局がすぐに見つかるという優れもの。
直近2022年1月に内容が更新されていて、メンテナンスもバッチリだと思います。
④中学校選択制
これは、文京区内にある区立中学校、全10校について、新中学1年生が、通学区域、つまり学区にて指定されている以外の学校への入学を希望することができる制度です。
希望者の状況によって抽選になる可能性はあって、令和3年度の新入学については、10校のうち4校で抽選が実施されたようでした。
こうした制度が存在することで、各中学校が独自の特徴を作ろうと努力するでしょうし、結果として、実際に学校に通う生徒達が、より一層充実した中学校生活を送ることができるようになるでしょう。
以上、文京区が推進する主な子育て支援策を4つ紹介しました。
適用条件・制度適用期間等は都度アップデートされる可能性があります。
本日紹介した各支援の詳細については、ご自身におかれても、文京区のホームぺージ等で随時チェックしてみてください。
また何かご相談事項があれば、以下のメールアドレスもしくは掲示板でいつでもご連絡ください。
mail: manabi-station@rbc-cop.com
掲示板:住まいとまなびの掲示板 - 「教育」と「不動産」の情報共有のためのコミュニティサイト (manabi-station.jp)
参考動画:#11. エリア毎の子育て支援を紹介【東京23区 文京区】 https://www.manabi-station.jp/blog/blogvideo/advisor91/