住まいのブログ

2015年以降の上昇率はなんと約3割! 火災保険料を安くする方法を教えます。

こんにちは。まなびのステーション アドバイザーの【たかやま】です。

 

さて、本日のテーマは、「火災保険」です。

 


前回、地震保険料が5年間で約15%引き上げられたと言いましたが、同様に火災保険にも値上げラッシュが来ています。

損害保険大手4社が2022年10月以降、住宅向け火災保険料を全国平均で一気に11~13%程度引き上げると発表しました。

2015年以降の保険料上昇率約30%で、地震保険より火災保険の方が上昇率が桁違いです。

都圏の戸建て住宅の一般的な保険料は1年あたり約45,000円ですから、約6,000円の負担増になるイメージで、東京に絞ったらもっと金額は大きくなります。

豪雨をはじめ災害が多発する流れは変わらないでしょうし、保険料は今後も引き続き上がっていくと予想されています。

本日は、火災保険料を安くする方法をお伝えしたいと思います。

 

本日のアジェンダ

・火災保険の概要

・火災保険料を安くするための5つのポイント

・評判の良い保険会社

 

・火災保険の概要

まず、火災保険について簡単におさらいします。

火災保険は、火事はもちろん、その他台風、豪雨、大雪などによる建物の損害を補償する保険で、地震保険との違いでいうと、任意加入の地震保険とは違い、原則強制加入。

そして、補償内容・保険料に関して、保険会社間で差が無い地震保険とは異なり、火災保険は、同じ補償内容であっても、各社毎に保険料が変わるんですね。

ところが、多くの方の意思決定のプロセスは地震保険のケースと同じです。

不動産売買契約後、決済までの期間の中でバタバタしている中、不動産業者や融資元の金融機関に紹介された保険会社の提案内容を特段疑うこともなく、薦められるがままに加入しているんですよね。

数年間で約30%も値上がりしている一方で、保険料は各社によって変わってきます。

火災保険の保険料をいかにして安くするかがポイントとなってきます。

 

・火災保険料を安くするための5つのポイント

 

①複数の保険会社から相見積もりを取る

同じ補償内容でも会社によって保険料が変わるなら、是非やるべきです。

ただ、火災保険は販売している会社の数はかなり多いので、複数の会社それぞれから見積書を取り寄せて、その比較を行うとなると、かなり手間・時間がかかってしまう可能性があります。

そこで、おススメの方法は、インターネット経由で「一括見積サービス」を使うことです。

物件や補償内容に関する情報・希望条件を一度入力して、担当者とやりとりした後に複数社の保険会社からの見積が届くので便利です。

「住宅本舗」というサイトが良いと思います。

https://www.jutapon.com/fire/

理由としては、他の見積サービスに比べ入力項目が少し多いですが、その分情報精度が高くて、不必要な補償を省いてくれるので、結果的に安い保険料で提案してくれたりします。

 

②不要な補償を外す

火災保険は、補償範囲が広くなればなるほど保険料も高くなります。

別に補償対象の項目は多岐に渡りますが、全ての補償を付ける必要はありません。

よく論点になるのは「水災」。

マンションの高層階に住んでいる場合や、洪水ハザードマップを確認して、浸水の想定深さが50㎝以下の場合など浸水リスクが低いと感じられる場合は水災補償は対象から外して、保険料を安くするという判断もアリだと思います。

洪水ハザードマップについては、国土交通省が運営するポータルサイトが使い勝手が良いと思いますので、サイトと操作マニュアルのURLを貼り付けておきます。

「国土交通省運営のポータルサイト」

https://disaportal.gsi.go.jp/ 

 

③免責金額を大きくする

免責金額とは自己負担額のことなので、免責5万円で契約している場合、損額額が100万円であれば、自己負担額5万円、保険会社の支払い95万円、ということですね。

この免責金額を大きくし、保険会社の負担を少なくすることで保険料を安くすることができます。

ただ、免責金額はなんでも高くすれば良いというわけではなく、万が一の時にいくらの自己負担であれば出すことができるのかがポイントです。

最近は免責金額の上限が20万円、100万円と高額設定できる保険もありますが、常識的には、免責金額の設定額は高くても10万円まで、というのが僕の意見です。

 

④長期で契約

1年契約で毎年更新するより、長期間で契約し、保険料を纏めて支払う期間が長くなるほど割安になります。

割引率は保険会社によって多少変わってきますが、保険期間5年で契約すると約14%、10年で契約すると保険料は約18%安くなるイメージです。

基本的に、火災保険を解約した場合でも残りの契約期間に応じた解約返戻金を受け取れるので、手元の資金が許す範囲で一番長い期間で契約するのが良いかと思います。

 

⑤各保険会社が用意する割引制度を適用する

保険会社にはそれぞれ独自の割引制度があります。

新築割引や耐火建築物割引といった建物に関するもの、オール電化割引のような建物設備に関するもの、そして、WEB申込割引やノンスモーカー割引のような契約者の行動次第のものなど様々あります。

 

・評判の良い保険会社

知り合いの保険業界の方の意見や、実際に加入した友人の意見なんかを踏まえてみると、ソニー生命は1つ有力な候補なんじゃないかな、と思っています。

意外と言いますか、いわゆる損害保険大手4社ではないんですね。

ソニー生命はまず保険料が安いと評判ですし、一方でサービス内容・加入手続き等でも悪い噂を聞いたことがないので、 ソニー生命のサービス・保険料を1つの目安として、他社比較を行うと良いと思います。

以上、前回に続いて、火災保険の保険料を安くする方法についてお話しました。

火災・地震保険に関する最低限の知識を身に付けて、これからも値上がりしていくであろう保険料とうまく付き合っていきましょう。

 

本日は以上となります。

 

また、何かご相談事項があれば、以下のメールアドレスもしくは掲示板でいつでもご連絡ください。

 

mail: manabi-station@rbc-cop.com

 

掲示板:住まいとまなびの掲示板 - 「教育」と「不動産」の情報共有のためのコミュニティサイト (manabi-station.jp)

 

参考動画:#26 2015年以降の上昇率はなんと約3割!火災保険料を安くする方法を教えます。【教育 × 不動産】 https://www.manabi-station.jp/blog/blogvideo/advisor15-4/