住まいのブログ

事前確認していますか?住まいのインターネット環境

実は先日、小学生、まだ低学年の長男に、ちょっと早いかな、と思いつつもパソコンを買い与えたんです。

理由はと言いますと、毎週、経済雑誌の「週刊ダイヤモンド」を読んでいるんですけど、そこに“日本のIT教育は、世界のIT先進国より10年遅れている”と書いてありまして。

僕自身も小さい頃にパソコンに慣れ親しんでいないどころか触ったこともなくて、大人になってから後悔した経験があるので、自分の子どもには早くからIT機器を買い与えなきゃって衝動に駆られたからなんです。

 

丁度、コロナの影響で小学校の授業もオンラインになっていて、長男が自宅でi-padいじりながら勉強するのを見ていると、「なんか凄い時代だなー」とつくづく思います。

そう考えるとやはり自宅のインターネット環境って大事ですよね?

一方で、今までお住まい探しのサポートをしていても、「インターネット環境ってどうなんですか?」って聞かれることはほとんどないのが現状です。

もっとこのあたり、気にしなくてはいけないと思います。

ということで、本日は「住まい探しに際して、知っておきたいインターネット環境」をテーマにお話します。

 

どうでしょう。皆さん、たとえばマンションを購入する時、あるいは借りる時、その住宅のネット環境がどうなっているのか、事前にちゃんと確認していますか?

まず、確認しておくと、家でインターネットを利用するには、インターネット回線の引込とプロバイダ契約、この両方が必要があります。

回線というのは、光ファイバーを使った光回線だったり、電話回線を使ったADSL回線や、ケーブルテレビを使った回線など。

対して、プロバイダというのは、これら回線を利用して、インターネットに接続するサービスを提供する業者を指します。

光回線だと、「ソフトバンク光」とか「au光」とか、選択肢も沢山あって、通信速度もプロバイダによってまちまちです。

最初に回線を引き込んで、そのうえでプロバイダ契約をすることで、初めてインターネットが利用可能になります。

 

これを踏まえて、インターネット環境の違いによってマンションを区別してみると、主に以下の3つに分けられます。

 

1. インターネット完備

2. インターネット対応

3. インターネット未導入

 

1つずつ、その特徴を見ていきたいと思います。

 

1.インターネット完備マンション

このメリットはイメージしやすいでしょう。

その名のとおり、回線もプロバイダも手配が完了しているマンションなので、入居してすぐに無料でインターネットを使えることにあります。

回線引込工事やプロバイダ契約にかかる調整や費用が発生しないので、助かりますよね。

実は、注意しなくてはいけないこともあります。

それは、インターネット通信速度が、使ってみるまでわからない、ということ。

当然、通信速度に満足するか否かには個差がありますからね。

不満な場合は、自分で回線を引き込まなきゃいけない。

たまに、通信速度が遅いから自分で回線引込をしようと思っても、管理会社などから許可されないケース・物件もあるので注意が必要です

。この場合は、モバイルwifiのルーターなどを準備する等、別対応が必要になるので、「完備」というワードに油断せず、入居前に事前に管理会社に確認しましょう。

 

2. インターネット対応

この“対応”というのは“導入済”のことで、建物自体にインターネット回線は引込済ですよ、という意味。

その先のプロバイダ契約はしておらず、実際にインターネットを利用するためには、居住者が個別に対応する必要があるマンションを指します。

おそらく、このタイプのマンションが、世の中で1番多いでしょう。

物件の広告にも「インターネット対応」と書いてあるんですが、この「対応」ってワードを見て、“ああ、インターネット使えるのね”と思い込んでいる方が多いのですが、個別にプロバイダ契約は必要になるので、お忘れなく。

注意点としては、既にマンションに引込まれている回線等の事情によって、特定のプロバイダとしか契約ができないことがあって、それによって当然通信速度・サービス内容が制限されてしまうことも多いので、こだわりがある方は事前確認が欠かせません。

 

3. インターネット未導入

このケースでは、自分が好きなインターネット回線を選ぶことができますが、そもそも、この回線工事を自分で手配しなくてはいけません。

自分で手配する場合であっても、エリアや立地条件によっては、光ファイバーを使った光回線工事を実施することができない、なんてこともありますので、注意が必要です。

インターネットが使えないというわけではなくて、この場合は地域のケーブルテレビのインターネットやモバイルwifiの利用を検討しましょう。

ということで、インターネット環境も物件によってまちまちなんだ、ということをご理解いただけたかと思います。

 

戸建を検討する場合も、基本的に考え方は一緒。

既に建物が建築されている建売住宅なら、マンション同様にインターネット環境を事前に確認しましょう。

建築がこれからスタートする注文住宅の場合は、インターネット回線の引込工事を新築工事の中に含めることになると思います。

たぶん、住まい探しを始めたばかりであったり、購入を真剣に検討している段階では、物件価格とか、立地とか、間取りとか、その他の条件で頭がいっぱいになっているので、インターネット環境のことは、ほとんど頭の中に無い方が多いでしょう。

大体の方は、契約の直前、重要事項説明のタイミングで、検討物件のインターネット環境に気づくことになります。

重要事項説明の際もほぼ聞き流すだけで意識せず、実際に引っ越した後、生活をスタートするタイミングになって初めて気づく方もいるでしょう。

 

インターネット環境は、これまで以上に子どもにとって、ということは家族全員にとって、より重要なインフラになってくると思います。

それぞれの違いを理解し、必要に応じてインターネット回線とプロバイダ契約の変更、あるいは新規手配ができるよう、あとになって慌てないよう、事前に確認するようにしてください。

 

 

また、何かご相談事項があれば、以下のメールアドレスでいつでもご連絡ください。

 

mail: manabi-station@rbc-cop.com

 

参考動画:#10. 事前確認していますか?住まいのインターネット環境 https://www.manabi-station.jp/blog/blogvideo/advisor80/