本日は千代田区が推し進める子育て支援策を紹介します。
千代田区で教育といえば、有名なのは名門公立小学校。
具体的には、番町小学校や麹町小学校。
特に、番長小学校は三大名門公立小学校の1つとも言われています。
いずれも公立でありながら、通学する生徒の約8割が私立、国立、あるいは都立中学校の受験に挑戦すると言われる、いわゆる“中学受験に強い”学校です。
そして、千代田区は物件数も少ないものですから、通学区内の住所を獲得するための住宅争奪戦が起こりやすいんです。
そんな千代田区が推進する子育て支援の特徴を、4つに絞って紹介します。
①ベビーシッター利用料金の補助
②誕生準備手当
③次世代育成手当
④中学校選択制
①ベビーシッター利用料金の補助
これは、保護者の方の仕事や学校行事の参加等、日常生活上の突発的な事情や社会参加などにより一時的に保育を必要とするや、ベビーシッターと一緒に共同保育をされたいというが、東京都が指定するベビーシッター事業者を利用した際、その利用料の一部を補助するというものです。
名門公立小学校に通学する権利を得ることができるわけですから、これを目的とした千代田区への引っ越しが後を絶たないわけです。
補助金額は、児童1につき1時間あたり上限2,500円、あるいは3,500円で、利用する時間帯によって上限が変わります。
対象児童は、満6歳になる年度の末日までの児童で、利用時間は24時間・365日、児童1につき同一年度144時間以内、とカバーする範囲も広い。
物凄く有用性の高い制度だと思います。
②誕生準備手当
これは、妊娠20週以降から出産までの方で、千代田区内に住民登録をしていれば、一回の妊娠につき、一時金として45,000円が支給されるというもの。
金額も大きいですし、これは、現時点でお子さんがいない世帯にとっても大変魅力的な制度だと思います。
③次世代育成手当
これは、その名のとおり次世代の社会を担う児童の健全な育成を支援する一貫として、高校生相当の児童を養育している方に対して手当を支給するものです。
具体的には、千代田区に住民登録していて、16歳になる年度の4月1日から、18歳になる年度の3月31日までのお子様を養育している方に対し、児童1あたり月額5,000円が支給されるというものです。
④中学校選択制
これは、区立中学校、つまり千代田区内の公立中学校に関しては、通学区域・学区を設けず、「学びたい学校・学ばせたい学校」を、新中学1年生が自由に選択できる、という制度です。
学級編制上支障が生じる恐れがあると教育委員会が判断した場合は、就学先を教育委員会が指定するケースもあるようですが、前提として、このように学校の選択肢を持たせてくれる制度があるのは、プラスでしかありません。
以上、千代田区が推進する主な子育て支援策を4つ紹介しましたが、本日紹介した4つで、子どもが生まれる前から未就学児、小学生、中学生、高校生まで、様々な年齢層の子どもがいる世帯にメリットが及ぶんですよね。
ここまで子どもの年齢層を幅広くカバーしている区は他になかなか無いため、千代田区のこうした姿勢は、お住まいを検討するにあたって、非常に魅力的な要素だと言えるでしょう。
尚、本日紹介した各支援の詳細については、適用条件・制度適用期間等は日々アップデートされる可能性がありますので、ご自身におかれても千代田区のホームぺージ等で随時チェックしてみてください。
今後他の区の子育て支援策についても、調査したうえで紹介していきますので楽しみにしていてください。
また何かご相談事項があれば、以下のメールアドレスもしくは掲示板でいつでもご連絡ください。
mail: manabi-station@rbc-cop.com
掲示板:住まいとまなびの掲示板 - 「教育」と「不動産」の情報共有のためのコミュニティサイト (manabi-station.jp)
参考動画: #7 エリア毎の子育て支援を紹介 https://www.manabi-station.jp/blog/blogvideo/%ef%bc%837-%e3%82%a8%e3%83%aa%e3%82%a2%e6%af%8e%e3%81%ae%e5%ad%90%e8%82%b2%e3%81%a6%e6%94%af%e6%8f%b4%e3%82%92%e7%b4%b9%e4%bb%8b/